http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg4471.html
20110311-3 原子力緊急事態宣言
まず私からご報告をいたします。
まず発表に先立ちまして、これから申し上げることは、予防的措置でございますので、くれぐれも落ち着いて対応していただきたいという風に思います。
先ほど、原子力安全対策本部を開催をいたしまして、本日、16時36分、東京電力・福島第一原子力発電所において、原子力災害対策特別措置法第15条1項2号の規定に該当する事象が発生し、原子力災害の拡大の防止を図るための、応急の対策を実施する必要があると認められたため、同条の規定に基づき、原子力緊急事態宣言が発せられました。
現在のところ、放射性物質による施設の外部への影響は確認されておりません。したがって、対象区域内の居住者・滞在者は現時点では、直ちに特別な行動を起こす必要はありません。
あわてて避難を始めることなく、それぞれの自宅や現在の居場所で待機し、防災行政無線・テレビ・ラジオなどで最新の情報を得るようにしてください。
繰り返しますが、放射能が、現に施設の外に漏れている状態ではありません。
落ち着いて情報を得るようにお願いをいたします。
只今の発表については、紙を配らせていただきますが、若干、技術的なこと専門的なことは、このあと保安院になるかと、あるいは経済産業省の方から記者の皆さんにブリーフを経産省の方でしていただこうと思っておりますが、原子炉そのものに今問題があるわけではございません。
原子炉はしっかりと停止をいたしました。
ただ、停止をした原子炉は、冷やさなければいけません。
この冷やすための電力、冷やすための電力についてですね、対応が必要であるという状況になっております。
まさに万が一の場合の影響が激しいものですから、万全を期すということで、緊急事態宣言を発令をいたしまして、その上で対策本部も設置をし、原子力災害対策特別措置法に基づく最大限の万全の対応を取ろう、ということでございます。
繰り返しますが、放射能が現に漏れているとか、現に漏れるような状況になっているということではございません。しっかりと対応をすることによって、何とかそうした事態に至らないようにという、万全の措置を、今、対応をしているところでございます。
ただ同時に、そうした最悪の事態に備えた場合も万全を期そうということで、緊急事態宣言を発して、対策本部を設置をした、ということでございますので、くれぐれも落ち着いて、特に当該地域の皆さんには対応をしていただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。
この原子力緊急事態宣言とその原子力の対策本部に引き続きまして、緊急災害対策本部の第3回会合を開催をいたしました。
ここまでのそれぞれの被害の状況、あるいは政府各省の対応については、その都度、30分おきだと思いますが、皆さんの方にはペーパーでもご報告をさせていただいておりますので、またそこから時間も経っておりますので、本部の時点から、詳細私から申し上げるべきだとは思いませんが、いくつかの点をこの場を借りて、私から皆さんにお願いを申し上げたいというふうに思っております。
一つは、政府は万全の、最大限の対応を既にとり始めております。
自衛隊の皆さん、警察の皆さん、消防の皆さん、厚生労働省の医療関係の緊急対応チームの皆さん、あらゆる国家機関全て、この地震対応のために、持てる最大限の機能を発揮して現場等に向かう等などの、既に対応を着手をいたしております。
日本国として持ち得る最大の、今、機能を発揮していただいて対応をしておりますことを、まずは皆さんにお伝えをさせていただきたいというふうに思います。
更には、自衛、米軍からもですね、米軍の能力、ご協力をしたいというお申し出もいただいておりまして、こちらについても、今、具体的なご協力のお願い、調整をさせていただいております。
繰り返しますが、今持てる力、全て出し切る形で既に緊急対応、現場に向かい、あるいは現場に到着し、対応を始めておりますので、そのことを是非ご理解をいただきたいと。
その上で落ち着いて対応をしていただきたい、というふうにお願いを申し上げます。
なお、電話が繋がらないということで、不安をお持ちの方が沢山おられるのではないかというふうに思っておりますが、現在、電話が大変混み合っているために、繋がらない状態が沢山出ているという報告を総務大臣を通じて受けております。
繰り返します。
電話が繋がらないということで、不安の方が沢山いらっしゃるというふうに思いますが、これは皆さんが安否確認等のため多数電話をお使いになって大変混み合っているために繋がらないという状況になっておりますので、まず、できるだけ電話、最低限のところで対応をしていただき、できるだけ必要なところに、もちろん緊急用回線は確保しておりますが、そうしたところで対応がいただけるようにしていただきたいと思いますし、電話が繋がらないということで、相手先が被害を受けているというわけでは必ずしもありません。
基本的には、今、混み合って繋がらないという状況であるということをご理解をいただければというふうに思っているところでございます。
私のほうからは現時点で以上でございます。
・産経新聞のおだですけれども。その、原子力災害対策特措法の規定に該当する災害とは具体的にはどのようなことでしょうか。まあ放射能漏れはないということなんですが。
はい、先ほど申しましたとおりですね、原子炉は冷却をするために給水をしなければなりません。
この給水機能が現時点で、注水ができなくなっているという状況でございます。
これの、注水をするための、いま電源を確保するべく、総力を上げて対応しているところでございます。
・毎日新聞です。かげやまです。そうするとその、原子炉を緊急停止した、したところまでの安全は確認されている、その後、冷却するところのプロセスがうまくいっていない、だから対応をしているという理解でよろしいのでしょうか。
はい、16時36分に注水が上手くいかなくなった、ということで報告を受けています。
今この注水、電力を確保するということでございまして、今あらゆる機能を使って、その電力電源のバックアップを今やっているところであります。
・読売のこばやしです。最悪の事態の場合に備えてということですが、放射能漏れが起こる可能性というのは、今時点で問題点は注水の電力の一点に限られて基本的に限られるということでよろしいんでしょうか?
はい、あのそういうことでなおかつこれの、いまバックアップを万全を期しております。
なお、引き続き保安院のほうから、引き続きでよろしいんですねここでいいんですね?引き続き保安院のほうからブリーフをいたしますので、詳細はそちらのほうにお尋ねをいただければと思います。
・あの産経新聞のおだですけど、あのまあ周辺の住民は安全で、不安にならないでくださいということなんですけど、職員の方で何か被害にあった方とかいらっしゃるんですか?
あのとにかくそういう事態ではございません。
あの、今冷却水のための電力が上手くいっていないという状況である、ということでございますが、これが一定期間内に、しっかりと対応ができれば、その時点で今の不安は、問題点は解消できるということでございます。
現時点でなんか被害が出るような状況にあるわけではないということです。
・テレビ朝日のごう?です。あのバックアップの問題なんですけど、大体どれぐらいの時間がかかるものなのか、めどがたっているのでしょうか?
今最大限試行することで努力をしております。
・これ長ければどのくらいでしょうか?
いやあの、まさにそういったことは保安院のほうからブリーフがあると思います。
・記者名わからず あの米軍からの救援の調整というんですか、これあの基本的に救援をお願いすると依頼するといった方向で検討ということでよろしいでしょうか?
あの具体的に米軍にお願いをしなきゃならないような種類のことがあるかどうかということと、それに米軍が対応できるかどうか、ということで調整をしてると思います。
・毎日新聞ですが、具体的にどの部分でお願いするといったことを考えていらっしゃいますか?
あの、やはり輸送運搬のところで、多分自衛隊よりも大きなというか、機能の大きなですね、たとえば空輸のためのものが自衛、米軍のほうにあれば、そうした機能についてはご協力いただけるならご協力いただきたい、ゆうことをはじめとして、それぞれわが国、内では持っていないような機能を米軍が持ってる部分があればということであらゆる可能性は想定しています。
・あの自衛隊が出動することはこれまで災害であったと思うんですが、米軍に協力を要請することはこれはじめてなんでしょうか?
いや、阪神淡路。そうですね、阪神淡路のときもご協力いただいたと思います。
・記者名わからず あの現時点ですね災害対策法の105条のですね、災害緊急事態布告総理大臣が出す、そのようなことをなんか検討されてたりするんでしょうか?
まああのいままず最大限の即応の対応をしてきているといったところでございます。さらにこれを先ほどの対策本部でさらに進めるということで、いま現に徐々に現場に対応部隊が到着しているところでございますので、この状況をまずはさらに進めて、できるだけ早い段階で、対応するチームを現実に現場に送っていく、まずはこのことに全力を挙げていきます。
・産経新聞のおだですが、その米軍の協力なんですが、具体的にどこの基地からというようなそういう細かい話はあるんでしょうか?
あのそういった詳細についてはもし具体的に決まれば、自衛隊なり外務省なり、等から発表があるかとおもいます。
2011年4月7日木曜日
第20回 原子力安全委員会速記録
第20回 原子力安全委員会速記録
平成23年3月28日(月)
原子力安全委員
原子力安全委員
(注:この速記録発言内容については、発言者のチェックを受けたものではありません)
第20回 原子力安全委員会臨時会議
平成23年3月28日(月)午前11時15分~
内閣府742会議室
議題(1)福島第一発電所2号機タービン建屋地下1階の滞留水について(助言)(案)
(2)その他
配付資料(1)福島第一発電所2号機タービン建屋地下1階の滞留水について(助言)(案)
午前11時15分開会
○班目委員長 それでは、ただいまから第20回原子力安全委員会臨時会議を開催いたします。
最初の議題は、「福島第一発電所2号機タービン建屋地下1階の滞留水について(助言)(案)」でございます。
本件につきましては、私の方から説明させていただきたいと思います。資料第1号をご覧ください。これに案文が書いてございます。
読み上げます。
福島第一発電所2号機タービン建屋地下1階の滞留水について(助言)(案)。
平成23年3月28日、原子力安全委員会。
福島第一発電所2号機タービン建屋地下1階において通常の原子炉水の約10万倍の放射能濃度の水が存在していることについて、原子力安全委員会は次のように考えます。
この濃度は1号機や3号機に比べ約数十倍であり、一時溶融した燃料と接触した格納容器内の水がなんらかの経路で直接流出してきたものと推定されます。
なお、他号機の流出水は格納容器から蒸気として出てきたものが凝縮したものか、放水により希釈されたものと推定しております。
空間線量率が非常に高いのは建屋の中だけであり、屋外では異常な数値は計測されていません。
現在、2号機の炉心への注水は屋外から実施しており、これは仮設のポンプに切り替えるなどして今後もより安定な形で継続できます。
したがって、格納容器内の水の漏えいが今後も継続されるとしても、炉心に注水し蒸気を放出して冷却するという現在実施している冷却方法は、継続可能と考えます。
ただし、タービン建屋地下1階の空間線量率が高いことから、今後の作業を継続するためにも、事業者は、滞留水の処理を速やかに実施するとともに、作業者の放射線管理に十分な配慮が必要です。
原子力安全委員会の最大の懸念は、この水の地下や海水への漏えいであり、その防止に万全を期することはもちろん、安全確認のため地下水のサンプリングの実施や海水のサンプリングの強化を求めます。
このような助言を内閣総理大臣に提出したいと思いますが、ご意見をいただきたいと思います。
お願いします。
○代谷委員 ひとつ、この書き方について、ご質問させていただきたいと思うんですが、他号機の流出水について言及されているところで、ここでひとつ格納容器から蒸気として出てきたものが凝縮したものかというかなり具体的なことが書かれているんですが、こういうことを書くのが良いのかどうかというところでございまして、これについてお考えをお聞かせいただければと思いますが、いかがですか。
○久木田委員 今のご質問に答える前に、まず、今の第2パラグラフの最初のところで「約数十倍」という表記がありますけれども、「約」は必要ないですね。
今の代谷委員のご質問ですが、濃度が数十倍であるということに関して、2号機が、1号機や3号機に比べて燃料の損傷が桁違いに大きいというふうには理解しておりません。そういうことから、こういった推定が推論のひとつとして出てくると思っていますが、もちろん燃料から出てまいりました放射性物質が、こういったタービン建屋に至るためには、放射性物質と原子炉内の水とがどのように接触するか、接触した水がどういった経路をたどって出てくるかということ、いろんな因子による影響を受けます。
従いまして、この推論はそういった原子炉内での条件の相違の可能性までは含んでいませんので、その意味で少し強い推論になっているというところがあるかもしれません。
何か具体的な修文のご提案はありますでしょうか。
○代谷委員 今の件に関しまして、私としてはこれは推定ということなので、この部分が否定できないことは確かだとは思うんですが、後ろに「放水により希釈されたものと推定」していますというような形でも、他の号機のものが低いということが言えるということで、余り、不確定なことは書かない方が良いのかなというそういう気がいたしましたので、今、ご質問申し上げた次第です。
○班目委員長 それでは、他の委員からも伺いたいと思いますが。
小山田委員。
○小山田委員 これは表現だけの問題でありますけれども、3段落目ですね。
「空間線量率が非常に高いのは建屋の中だけであり、屋外では異常な数値は計測されていません」と書いてありますが、今の屋外の数値もやはり異常ではあると思います。従いまして、ここは「屋外ではこれほど高い数値は計測されていません」というふうに書く方がよろしいのではないかという気がいたしますが、いかがでしょうか。
○班目委員長 これはおっしゃるとおりで、確かに異常な数値ですね。では、むしろここは直すとして、他に何かご意見ございますか。
○代谷委員 今の件について、もちろん建屋内ほど高い線量は出ていないわけですけれども、ということで、「異常な数値」というのは「特に異常な」、「特段に異常な数値」ぐらいにしてはいかがでしょうか。
○班目委員長 久住委員、お願いします。
○久住委員 「ただし」以下の最後の文章なんですけれども、2行目に「事業者は、滞留水の処理」云々ということで、「作業者の放射線管理に十分な配慮」ということが記載されておりますが、これは私は非常に重要なことで、特にここのところは慎重に対応いただきたい、十分に対応いただきたいと思います。
それからもう1点、線量が高くなるということになりますと、骨髄移植等々の話が、治療というか今後の処置として話として出てきておりますが、私の認識では現在のところ、こういう例えばチェルノブイリ等々で骨髄移植が成功した例というのはないように記憶しておりますので、それに対する対応は十分慎重にするべきであると考えております。これはコメントです。
○班目委員長 ありがとうございました。
そうしますと、最初の代谷委員のご提案の部分の修文はどういたしましょうか。他号機の流出水は。
○久木田委員 「他号機の流出水は、格納容器から蒸気として出てきたものが凝縮したものの影響や、放水による希釈の影響を受けたものと推定しておりますが」、これぐらいでしたらよろしいかと思います。「凝縮したものの影響や、放水による希釈の影響を受けたものと推定しております」ということでいかがでしょうか。
○班目委員長 それでは、もう一度読み上げさせていただきます。
「なお、他号機の流出水は格納容器から蒸気として出てきたものが凝縮したものの影響や、放水による希釈の影響を受けたものと推定しております」、このように直したいと思います。
それからその下ですが、「空間線量率が非常に高いのは建屋の中だけであり、屋外では極端に異常な数値は計測されていません」、このように修正したいと思います。
それでは、他に何かご意見ございますでしょうか。
よろしゅうございますか。
それでは、以上の修正を加えた上で、これを原子力安全委員会からの助言とするということでご異論ございませんでしょうか。
それでは、そのように決めさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。
本日、他にお諮りする議題はございますでしょうか。
○水間総務課長 ございません。
○班目委員長 それでは、これでこの会合は終了させていただきます。どうもありがとうございました。
午前11時24分閉会
http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan020/index.html
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